39, 一位一刀彫(日本遺産構成文化財)
木の美しさを生かした彫刻 一位一刀彫は江戸時代後期、色彩を施さず、木そのものの美しさを生かした彫刻として完成されました。 飛騨地方の木材の象徴ともいえるイチイの木を用いており、年月が経つにつれて木肌や木目の色艶が深くなり […]
木の美しさを生かした彫刻
一位一刀彫は江戸時代後期、色彩を施さず、木そのものの美しさを生かした彫刻として完成されました。
飛騨地方の木材の象徴ともいえるイチイの木を用いており、年月が経つにつれて木肌や木目の色艶が深くなり、作品としての魅力が増していくのが特徴です。
一刀彫師には大工の一門の流れを汲むものも多く、工芸だけにとどまらず、建築装飾をも支えていました。
ちなみに一刀とは1種類の彫刻刀で彫ることではなく、一彫りごとに心を込めるという意味があります。