15, 藤原宗安像(日本遺産構成文化財)

崇敬を集める飛騨匠の祖
藤原宗安(ふじわらのむねやす)は、鎌倉末期から室町時代にかけて活躍したと伝えられる伝説の名工です。飛騨の大工としては初めて受領名と、職人として最高の飛騨権守(ごんのかみ)の地位を受けました。
応長元年7月、肥前権守的宗里とともに美濃の長滝寺の大講堂を建立。山県市にある国の重要文化財・白山神社を建てたことでも知られています。
近世の飛騨の大工たちは藤原宗安のことを崇め、正月になると宗安の肖像に神酒などを供えていました。
藤原宗安像は飛騨国分寺の境内にあり、現在も飛騨匠の祖として崇敬を集めています。

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