23, 大雄寺山門(日本遺産構成文化財)
飛騨匠の技が光る楼門造 大雄寺はかつて吉城郡上広瀬村にありましたが、高山城主金森氏の入国後、現在地に移され浄土宗の道場になりました。 市内唯一の楼門造で、法華寺の本堂と共に東山伽藍の代表的な建物です。12本の丸柱は太く、 […]
松田一門による鐘楼
松田家は江戸時代前期から活躍する大工の家系で、大雄寺鐘堂は松田一門の建築群の一つです。
高山市愛宕町の大雄寺にある大雄寺鐘堂は、元禄2(1689)年、松田又兵衛の作です。「大雄寺記」には、元禄2年2月建立、棟梁松田又兵衛、古橋長左右衛門、松山孫太郎、松田長次郎、古橋九右衛門などの名が残ります。
屋根は昭和49年、柿葺であったのを修理し、銅平板葺に改めました。二軒・繁垂木の軒廻りでありながら、ほかは簡素な手法で建てられています。
木割が太くて柱転びもよく、柱頭貫端には力強い唐草彫刻も見られます。
三斗組の組物上に、勾配や反り共によくまとまった、入母屋造りの屋根を持つ堂々たる建物です。この地方最古の鐘楼でもあります。
住所 | 岐阜県高山市愛宕町67 |
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